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研究室紹介Laboratory

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自然環境マネジメント分野

角道 弘文 教授

多様な生物を支える豊かな水環境
 山奥にある原生自然だけが、多様な生物の生息を支えている環境であると考えていませんか。人間の手が加えられた身近な空間にこそ、むしろ豊かな環境があることを知っていましたか。多様な生物を育む環境は、単に守るだけでなく、人間の手で改善・修復したり新たに造り出すことができることを知っていましたか。工学部にも、水辺のビオトープや生態系に関する調査を行っている研究室があることを知っていましたか。このような問いかけに対して関心があったりもっと深く知りたい人は、ぜひ学びに来ませんか。 (より詳しい内容は、角道研究室のページへ) 

ため池の豊かな環境

末永 慶寛 教授

人工魚礁の開発と海域環境改善
 瀬戸内海沿岸域の都市化や各種開発に伴う流入負荷の増大は、様々な環境問題を引き起こしています。そこで、自然エネルギー(潮流)を利用することに着目し、既存技術では困難であった流動制御機能を有する構造物によって悪化した水質・底質環境を改善することに成功しました。その結果を基に、水産資源の生産力を向上させ、好適な生物生息場の提供と「豊かな海」を創造するためのシステム開発に取り組んでいます。(より詳しい内容は、末永研究室のページへ)  

流れを制御可能な人工魚礁と魚群

寺林 優 教授

フィールドワークで地球を探る
 地球の過去を調べることによって、現在起きている現象のメカニズムを解明したり、さらには未来を予測することが可能になります。例えば、地震の発生場そのものを見ることはできませんが、過去の地震発生場が地表に露出しているところを調べることが、地震発生のメカニズムの解明につながります。そのためにベストな地域でのフィルドワークと各種の機器分析による研究を進めています。

海溝に海嶺が沈み込んでいる南米チリ・タイタオ半島の調査

自然災害と共生する
 毎年世界各地で自然災害が発生しています。長谷川研究室では、自然災害のうち大地が動くことによって発生する地震災害や地盤災害のメカニズムを解明し、被害の発生場所や規模などを予測する研究を行っています。研究室の学生諸君は、自然災害との共生をめざして災害調査、地盤の調査方法の研究、ハザードマップの作成方法や活用方法などの研究に取り組んでいます。(より詳しい内容は、長谷川研究室のページへ)

2008年岩手・宮城内陸地震による大規模地すべり

山中 稔 教授

地域資源の地盤材料への有効利用
 廃棄物を貴重な資源として宝に変える。廃棄物は、建設材料として有効活用できる可能性を持っています。自然の作用によって発生する自然廃棄物や、産業活動に伴って排出される産業廃棄物のそれぞれの特徴を活かして、埋立て処分するのではなく環境地盤材料として活用することは重要です。
 本研究室では、自然廃棄物である火山灰やため池底泥等、産業副産物である石炭灰や石材加工石粉等の、環境地盤材料(緑化基盤材、護岸材、盛土材等)への有効活用の方策を検討しています。

ため池底泥の護岸材料への適用現場実証実験

吉田 秀典 教授

 地球環境問題が叫ばれるようになって四半世紀ほどが経過し、ようやく、世界各国においても温室効果ガスの削減に関する検討がされるようになってきました。私達の生活を通して排出される様々なものが、どのように地球に負荷をかけているか、あるいはかける可能性があるのかを調査する必要があります。そこで、地盤の変形や透水挙動を実験および解析を用いて調べ、地球環境の保全に向けた研究を行っております。(より詳しい内容は、吉田研究室のページへ
解析によるトンネル周辺の亀裂の変形状況

石塚 正秀 准教授

河川・ため池の水環境、香川の水資源、黄砂と地球環境 
 みなさんの周りにある川、ふるさとの川、水は心の安らぎの場所です。川は山に降った雨水を海へと運び、その水は生活や農業、工業など様々な目的に使われます。そうです、川は自然が作り出した水のみちすじだけでなく、生活に欠かせない場所なのです。本研究室では、香川の土器川、綾川、鴨部川などの水質調査や香川用水、降雨データの解析などをすすめ、近年問題となっている気象変化にともなう豪雨の発生などに対処するためなどの研究を行っています。(より詳しい内容は、石塚研究室のページへ)

土器川の穏やかな流れ

岡崎 慎一郎 准教授

社会基盤施設のライフサイクルを考える 
 我が国においては、社会基盤施設の高齢化が進む中で、重大な事故リスクの顕在化や、維持管理費の高騰が懸念されています。本研究室は、社会基盤施設の安全性能評価や、この効果的かつ効率的な維持管理手法の提案、さらにライフサイクルについて考えています。鉄筋コンクリートの中の鉄筋腐食が、耐久性能および構造性能に与える影響、コンクリート中の微小空隙における各種物質移動に関する研究、非破壊検査に適した構造材料の開発、微生物代謝を利用した革新的な補修材料の開発などを行っています。

岡崎研究室が行っている研究内容

野々村 敦子 准教授

地理空間情報の有効活用
 地球温暖化やヒートアイランド現象など、地球規模および地域規模の環境問題が山積しています。問題解決のためには、現象を把握し、原因を考えることが重要です。また、災害は「忘れた頃にやってくる」と、よく言われますが、災害時の被害を最小限に抑えるためには、安全な場所・安全な避難経路を把握しておくことが不可欠です。本研究室では、「いつ、何が、どこで、どうなる」を理解するためにリモートセンシングと地理情報システム(GIS)を活用した分析について研究しています。

宇宙から見た瀬戸内海

守屋 均 講師

緑の保全と植生管理
 緑地は身近な生活環境から、地球規模の環境問題にいたるまで人間社会と深く関わっています。緑のかかわる問題は非常に多様ですが、本研究室では主に里山二次林や都市近郊林など森林植生を対象として、緑の保全や回復あるいはそのための管理技術にかかわる生態学的研究に取り組んでいます。現在の主要なテーマは下記のとおりです。
・屋島の植生の移り変わり
・直島における緑化と植生の回復過程
・石清尾ふれあいの森のツツジ類の開花生態

散策者の目を楽しませる林床のツツジ類


建築・住環境デザイン分野

紀伊 雅敦 教授

地球温暖化と地域・都市政策
 地球温暖化が人類の暮らしにどのような影響を与えるか、また温暖化を緩和するために必要な地域・都市政策とは何か、研究しています。たとえば、温暖化が進むことにより2100年までの農業生産がどのような影響を受けるか(右図上)、あるいは政策基礎情報として、将来どこで大規模都市が発生しうる(右図下)かなど、基礎的な分析からコンピュータを用いたシミュレーションまで幅広く行っています。(より詳しい内容は、紀伊研究室のページへ)

温暖化による2100年までの農業生産への影響

松島 学 教授

コンクリートのメンテナンス
 コンクリートはメインテナンスフリーの材料と称され、わが国の社会資本の形成に極めて大きな役割を果たし、今後も重要な役割を発揮し続ける基本素材です。しかし、実際には様々な原因によって劣化を生じ、その耐久性が社会的問題となっています。本研究室は、主に構造、コンクリートについて研究しており、コンクリート構造物の実験、解析、現場調査を行い、その耐久性、耐震性の評価、劣化予測を行っています。また、本研究室は、外部機関との研究も多く、産学共同研究における香川大学の拠点を目指しています。(より詳しい内容は、松島研究室のページへ)

はりの実験

宮本 慎宏 准教授

地域の文化遺産を守る
 国宝や重要文化財をはじめとする文化財や、地域独特の建物やそれらが造り出す町並みなどは、国の文化遺産として保存活用し後世へ継承していくべきものです。近年では観光資源として文化遺産を活用し地域を活性化しようとする動きもあります。国の文化遺産を地震などの自然災害から守ることは重要な課題です。本研究室ではこのような歴史的建造物の保存修復に関する研究を構造的な観点から行っており、主に木造の歴史的建造物の耐震性能評価や耐震補強法の開発に関する研究に取り組んでいます。(より詳しい内容は、宮本研究室のページへ)

玉置 哲也 講師

 地球温暖化が深刻な問題として取り上げられる現在において、環境と社会、経済はどのようなバランスを保ちながら開発していくべきでしょうか。また、日本に着目してみれば、日本列島は自然災害が発生しやすい地域に存在し、それだけでなく、人口減少という大きな問題も抱えています。経済水準を維持しながら自然環境問題に取り組んでいくためには、複合的にこれらの問題に取り組んでいく必要があります。
 本研究室では、数理的、経済的、統計的なアプローチを用いて、環境問題や都市計画にスポットを当て、持続可能な社会や環境を目指すための研究を行っています。

生態系を考慮した場合の温暖化への影響変化

自閉症者・認知症高齢者の居住環境
 自閉症や認知症の人々は、親しい人や思い出の物、お気に入りの場所などに囲まれたなじみの環境においては、パニックや混乱が減少し、穏やかな行動となることが、既往研究により分かってきています。このような成果をふまえながら、自閉症や認知症の人が安心して暮らせる居住環境とはどのようなものなのかについて研究しています。

重い自閉症があるKさんのグループホームでの暮らし

地域の資産となる建造物を調べ、守り、造る
 地域の歴史や風土に根ざした建物の構法の研究を行っています。材料、生産の近代化を経験し、生活が大きく変容したこの100年ほどで、都市や農村の風景は様変わりしました。今日は、これからどのような建物、景観を造っていくのかが問われています。本研究室では、フィールドワークによって地域に残っている民家や集落の実態を調べ、記録を行っています。また、地域の資産となる歴史的建造物の保存、再生、活用の実践を行います。そして、将来地域の資産となるような、長年親しまれる建築の提案を目指し、地域資源を使用した建築構法の提案や設計活動を行っています。(より詳しい内容は、釜床研究室のページへ)

フィールドワーク、ワークショップ、設計の様子

藤井 容子 助教

多様な生活の場を支える空間デザイン
 人間工学に基づく環境デザインや社会的弱者を支える生活環境整備、ニーズが反映された建築手法のテーマのもと、医療・福祉・教育分野の建築計画と居住環境の改善、地域福祉のあり方、都市空間での人々の行動特性などについて研究をしています。
 特に、こどもや高齢者,障害のある方々のニーズに即したデザインや住空間について、ハード・ソフトの両面から研究するとともに、福祉施設への設計協力、計画協力、アドバイスなど研究の成果を活かした実践活動にも積極的に取り組んでいます。
(より詳しい内容は、藤井研究室のページへ)

障害のある生徒とない生徒が共に学んでいる学校


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