1970年代から始まる人工知能を活用するCAI以前の教育システムを伝統的CAIと呼ぶ場合があります。ここでは、伝統的CAIの黎明期を見てみましょう。ざっくりした歴史は以下のようになります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ENIAC#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Classic_shot_of_the_ENIAC.jpg
1940年代(黎明期以前)魚雷の発射訓練システム(米軍)
1946 世界最初の電子計算機ENIAC開発(ペンシルバニア大学)
1958 世界最初のCAIシステム開発:ハーバード大のSkinner教授による
1959 世界最初CAI開発言語の開発:CAI開発言語coursewriterの原型発表(IBM)
1957 ソ連の人工衛星打ち上げ
上記で1946年のENIAC開発はコンピュータの歴史としてはとても重要なので記載しています。では、どうして、1957のソ連の人工衛星打ち上げがここに挙がってくるのでしょうか。
実は1957年以降、米国で伝統的CAI研究・開発に拍車がかかることになったからです。では、いったいどういうことが起きたのでしょうか。