システムセキュリティ 情報システムの複雑化により、従来のセキュリティ対策では対応困難な高度な攻撃が増加しています。橋本研究室では、オペレーティングシステムレベルでの強制アクセス制御、Data Provenanceを用いた悪性活動特定技術、論理プログラミングによるTOMOYO Linuxポリシーの自動セキュリティ分析など、情報システムの根幹を支える次世代セキュリティ基盤技術の研究・開発を進めています。
AI・機械学習セキュリティ サイバーセキュリティ分野において、人工知能・機械学習技術の活用は必要不可欠となっています。橋本研究室では、ダークウェブからのサイバー脅威インテリジェンス抽出における機械学習手法の改良、fastTextとLightGBMを用いた日本の悪性サイト検出の多クラス分類、ニューラル機械翻訳モデルによるバイナリコード類似性検出など、AI技術をセキュリティに応用する革新的な手法の研究・開発を行っています。
違法有害情報の分析・対策 インターネット上での偽サイト詐欺、フィッシング攻撃、偽情報の拡散などが深刻な社会問題となっています。橋本研究室では、偽サイト被害軽減研究、フィッシングサイトの攻撃グループ識別、ダークウェブからの脅威インテリジェンス抽出、ソーシャルメディアにおけるソーシャルボット分析など、違法有害情報に対する包括的な分析・対策技術の研究・開発を行っています。
サイバーセキュリティ運用支援・教育 サイバーセキュリティ人材の深刻な不足と実務運用の複雑化が社会課題となる中、効果的な教育手法と運用支援技術の開発が求められています。橋本研究室では、セキュリティ初心者向けの脅威分析支援ツール(FRAT&RATTATA, COTTAGE)の開発、ゲーミフィケーションを活用したサイバーセキュリティ教育手法など、実践的なサイバーセキュリティ運用支援・教育手法の研究・開発を進めています。
マルウェア解析技術 マルウェアの急速な進化とIoT機器の普及により、新たな脅威への対応が急務となっています。橋本研究室では、従来のマルウェア動的・静的解析に加え、IoTマルウェアの自動解析手法、TLS通信の識別技術、機械学習を活用した悪性活動の定義・分類技術など、現代的な脅威に対応するマルウェア分析技術の研究・開発を進めています。