研究室旅行2024年度

令和6年11月9日(井倉洞、満奇洞)、2年ぶりに研究室旅行に行ってきました。


満奇洞です。鍾乳洞は、主に石灰岩が地下水や雨水の働きで溶解され、長い時間をかけて形成された洞窟です。この形成過程は、石灰岩の主成分である炭酸カルシウム(CaCO3)と二酸化炭素(CO2)が関わる化学反応に基づいています。石灰岩が水に触れると、二酸化炭素を多く含む酸性の水が石灰岩を徐々に溶解させる反応が起こります。ここで生成した炭酸(H2CO3)が石灰岩(CaCO3)と反応して、可溶性の炭酸水素カルシウム(Ca(HCO3)2)を生成します。地下に浸透した水が石灰岩を溶かし、少しずつ拡張していくことで、洞窟が形成されます。この過程は数百万年以上の時間を要することもあります。鍾乳洞内部の特徴的な構造である鍾乳石と石筍は、炭酸カルシウムの沈殿反応で形成されます。洞窟の天井から滴る水が空気中のCO2を失うと、炭酸カルシウムが沈殿し始め、鍾乳石が形成されます。滴った水が洞窟の床に落ち、同様の反応で炭酸カルシウムが沈殿して石筍ができる過程も進行します。これにより、鍾乳石と石筍が上下から成長し、時には連結して「石柱」になることもあります。鍾乳洞の成長速度や規模は、水中のCO2濃度や水の流速と供給量、温度と湿度などの要因によって変わります。したがって、鍾乳洞の成長は、地質学や気候変動の歴史を示す手がかりとなります。鍾乳石や石筍の層状構造には過去の気候変動やCO2濃度が反映されており、これらを調べることで、過去の地球環境を知る手がかりとなります。




確率論についても勉強をします。二人のうち、どちらかが大吉で、どちらかが末吉です。


今回、大変素晴らしい研究室旅行を企画してくださった居村さんです。


石井研の最重要研究テーマの一つ「希少糖」です。


その他の写真です。
                                             
大変お疲れ様でした。石川竜大さんと居村さんは、安全運転、大変お疲れ様でした。