電話について

平成14年1月20日現在


1分あたりの電話料金

日本からドイツまで

ドイツから日本まで
KDDI*

200円

一般家庭

0.796EUR

NTT*

150円

電話屋

0.49DEM

ヒュージョン

30円

Net2Phone

0.35USD

OWCコールバック

0.16USD

OWCコールバック

0.16USD

Net2Phone

0.08USD

プリペイドカード各種(Bananasがおすすめ)

0.09-0.19DEM


*は平日昼間、その他は24時間
電話屋は、店内で電話をかけて、その場でかけた分を支払う仕組み。

 日本ではマイライン獲得競争が一段落着いて、平成13年11月1日より電話業者を変更する際に手数料(800円)が掛かるようになりました。これまで、あの手この手で各社顧客の囲い込み競争をしていましたが、これからは一度登録した加入者が他社に逃げることも少なくなるため、電話料金そのものが上がっていくものと思われます。

 一方ドイツでは、電話会社の数が日本のプロバイダーの数と同じくらいあって、益々競争が激化しています。しかも、日本に比べてはるかに安く、かつ普及率の高い携帯電話と相乗効果があり、ヨーロッパ全体で値下げ競争が繰り広げられています。ドイツの公衆電話は、90%以上が壊れているのではないかと疑うほど、良く壊れています。これは日本同様、携帯電話の普及に伴い、公衆電話の収益が上がらないために、修理すると返って電話会社の損失になるからだと思います。外国人がいる以上、公衆電話をきちんと直してもらいたいものです。

 Net2Phoneというものも普及してきましたが、残念ながらMacでは使えません。ヨーロッパでは、プリペイドカードによる極端な値下げ競争が行われています。以前は日本でも、秋葉原や上野公園に行って***人から偽造テレホンカードを購入して電話をかけると言うことが良くありましたが、こちらのプリペイドカードは違法ではありません(多分)。

 これはプリペイドカード「Bananas」の例です。使い方はKDDIのスーパーワールドカード等と同じで、裏に暗証番号と電話のかけ方が書いてあります。20マルクのものと50マルクのものが売られていました。20マルクのカードは、日本までの電話代が1分あたり0.16マルクになります。一方、50マルクのカードは、日本まで1分0.09マルクになります。日本円に換算するとおよそ5円です(雑音等は多いですが、会話は問題ありません)。

 プリペイドカードそのものの種類が何十種類とあって、それぞれのカードごとに電話代や特徴が異なるため、今はどこのどのカードが一番良いか分かりません。過渡競争が終わり、いくつかの業者に自然淘汰されるまでは競争は続くと思われますが、ドイツ国内の外国人が大量に購入しているため、しばらくは終わりそうにありません。

 それぞれの業者のテレフォンカードの例です。実際はこの10倍くらいの種類があります。いまのところ、「Bananas」が最も安いです。