LAB OF LANDSCAPE ARCHITECTURE

INTRODUCTION: 研究室へようこそ!

環境緑化工学研究室とは?

自然、特に植物の力を借りてよりよい環境(生活環境・自然環境)を構築することを目指して研究を行っています。

こうした心地よい空間を作り出すことを、
私たちは「造園(Landscape Architecture)」と呼んでいます。

主な研究対象は街の中や街の周りにある、植物と植物の生育空間です。
「自然のもの」を扱う、創造工学部としては比較的異色の研究室です。

植物はどんな力を持っているの?

緑、花のある風景は心を和ませてくれますが、それだけではありません。

植物の根には山の土を固定する力があります。近年、大雨によってはげ山が崩れている様子がよく報道されますね。

植物と、植物が生育する土には水を蓄えて少しずつ流す力があり、雨水が河川や排水路に一気に流れ込むのを防いでくれます。

街の中に植えられている木々は排気ガスなどを運んでくる風の勢いをゆるめてくれます。

このように植物には様々な力があり、私たちの暮らしを陰に日向に支えてくれているのです。

私たちの生活をよりよくする緑の一例

RESEARCH THEME: 研究テーマ

緑空間創出プロジェクト

植物は扱いにくい?

植物は自然のものであり、人間の管理が及ばない・及びにくい部分が多々あります。

例えば、適度に枝を切らないと枝が伸び放題になり、信号や看板を隠したり、枝が折れて落ちたりする危険性が高まります。

しかし、枝を切り詰めすぎると、木は元気をなくし、写真のように節くれ立って形が崩れてしまい、最悪の場合は枯れてしまいます。

よりよく植物と付き合うには?

植物の様子をこまめに観察し、こまめに手を入れることが理想的ですが、それでは人間側の負担が大きくなります。
かといって、人間側の負担を減らすために大きな管理を行ってしまうと、植物側の負担が大きくなります。

どのぐらいの管理を、どのぐらいの頻度で行えばいいのか?
そもそも設計の段階で、管理負担が大きくならないように工夫する余地はないのか?

こうした、よりよい植物との付き合い方を日々模索しています。

RESEARCH TOPICS: 研究紹介

具体的に何をしているの?

現地調査(フィールドワーク)を中心とした、様々な研究を行っています。

実際の研究風景をいくつかご紹介します。

※ 動画に音声はありません

造園資材の検討 (サーモグラフィによる表面温度の測定)

資材(砂利)を詰める条件を変えたプランターを準備して屋外環境に置き、定期的に表面の温度と生えてきた植物の種類と量を記録します。

この研究により、公園などの敷材として利用できる、夏に熱くなりにくく雑草が生えにくい資材を提案することができます。

緑化植物の検討 (プランター型装置による栽培試験)

建物屋上にプランター型の栽培装置を設置し、様々な形状・特性の植物を栽培します。

建物屋上は高温・乾燥・強風と、植物が育つには厳しい環境です。そんな屋上でも強く育つ植物を検討します。

緑化の効果 (植栽木の調査・環境改善機能の推定)

植物は様々な恩恵を私達にもたらしてくれますが、どんな恩恵をどのぐらいもたらしてくれるのか、とてもわかりづらいです。

街に植えられている植物、特に樹木のサイズや活力度を測定し、この植木を植えることで空気がこれだけ綺麗になっている、ということを示す方法を模索しています。

私達と一緒に
よりよい緑空間を作りませんか?