ファイル名について解析を行い特定文字列を別の文字列に置換することでリネームします。
ドラッグドロップで簡単に作業できます。(shell:SendToにショートカットを入れておくと便利です。)
まず、元となるデータファイルをドラッグ&ドロップします。複数ファイルもOKです。(上から順に処理されます。)
リストから消したい場合は選択してからDELETEボタンを押してください。下部 Files にリストされているファイル総数が表示されます。
Filter に、選択すべきファイルに共通に含まれる文字列を指定します。ここに打たれた文字列を含むファイルが上部のリスト内から検索され、自動的に選択されます。
特に何も打たずに(ヌル)のまま、マウスや矢印キーで選択することもできます。選択されたファイルは
Set(リネーム名セット)の対象となります。下部の Selects に選択されているファイル数が表示されます。
(Filterに文字が打てない状態のときは、「Filter」の文字をクリックすれば打てるようになります。)
Search に検索文字列を指定します。検索文字列を含まないファイルはリネームの対象から外れます。下部の Hits に検索文字列を含むファイル数が表示されます。
検索文字列(すなわち置換文字列の挿入場所)として
「文頭 /^/ 」
「文末 /$/ 」
「文全体 /^.*$/ 」
「最初のピリオドまで /^[^.]+\./ 」
「最後のピリオドまで /^.*\.[^.]*/ 」
も指定可能です(半角で指定してください)。(つまり、/ / の中は正規表現と判断されます。ただし、実装されているのものは上記のみです。)
Replace に置換文字列を指定します。置換文字列として、以下のタイムスタンプも指定可能です。
年 ¥yyyy
月 ¥MM
日 ¥dd
時 ¥HH
分 ¥mm
秒 ¥ss
半角で指定してください。
Set ボタン:検索置換が実行され、新しい名前の一覧が右のリストボックスに表示されます。
もし、置換文字列に日時文字列(上記の¥yyyyなど)が含まれるときは日時の種類(ファイル作成日なのか、更新日なのか、画像の撮影日なのか)を選択するダイアログが表示される場合があります。その場合、対象となるファイルに対するタイムスタンプ決定の方法をいずれかのスキームから選択してください。
「ID」を選択した場合は、ID番号によってファイルに内在する詳細情報から、いずれかの情報を獲得しタイムスタンプとして使えます。
デフォルトは iPhoneの動画ファイル(.mov)の撮影日時であるID=208番としています。もし将来ファイル仕様が変更になった場合に備え、隣の「Check IDs」でチェックし選択できるようにしてあります。
Run ボタン:リネームが実行されます。間違ってリネームした場合は
Undo で(直前のリネーム作業なら)元に戻せます。
Exit ボタン:このボタンで終了します。ESCキーでも同様です。
Mem...(メモリー) ボタン:選択フィルター文字列(Filter)、検索文字列(Search)、置換文字列(Replace)を記憶するためのダイアログが開かれます。
ここでは、セパレーション(Sep)として「, 」(コンマと半角スペース)を指定し、それによって上記の Filter, Search, Replace の文字列が区切られています。
Memorize ボタンによって fren.mem ファイルに記憶保存されます。また、プルダウンリストには過去に保存された文字列が(fren.mem)から読み込まれていますので、どれかを選択し、
Set ボタンで利用することが可能です。
Memorize with TSS のチェックボックスにより、タイムスタンプの決定方法(スキーム)を一緒に記憶保存できます。その内容は、すぐ右隣りのボタン
Edit TSS... にて編集できます。
スキームは拡張子ごとに記憶され、若い番号(上の方)から処理されていきます(つまり、同じ拡張子で複数のスキームが登録されているときは、早く登録されているものが優先されます)。ワイルドカード(.*)を使えば拡張子を問わず全てのファイルに、そのタイムスタンプスキームが適用されます。