舟橋研究室
創造工学部 先端マテリアル科学コース  工学研究科 材料創造工学専攻
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研究内容
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その他
 合成化学操練所
 6号棟7F プロジェクトスペースを使用しています。有機化合物の合成や精製を行っています。
 
 ロータリーエバポレーター (ヤマト科学 RE-300BW)を導入しました。抽出やクロマトグラフィーに使用した有機溶媒を蒸留・回収します。排気フード二台に、ドラフト1台を備えています。機能性有機材料の合成と精製は原則としてドラフト中で行います。事故に気をつけましょう。
 
   
 水や酸素に対して不安定な試薬を用いる場合は、不活性ガス雰囲気下で反応を行います。窒素ガスをつめた風船をフラスコにつなぎます。分液漏斗で反応溶液から目的物を抽出します。カラムクロマトグラフィーで反応生成物を精製します。
 
 
ゲルろ過クロマトグラフィー(GPC)液晶・半導体材料や高分子の精製に力を発揮します。日本分析工業LC9210NEXTを使用しています。実験室の窓からは、由良山や日山が見えます。マウンティンヴュー実験室です。
 
 物性・デバイス測定室
 工学部2号棟6F 2601号室の半分を使用しています。
なんとクリーンルーム仕様です!
電子デバイスの作製・特性評価、有機材料の電子物性・光学物性の評価の際に使用します。
 真空蒸着器                       真空ライン   
    

有機薄膜の電気特性を測定するには、薄膜状の電極が必要になります。真空蒸着器を用いると、基板上や有機薄膜状に容易に金属電極を作製できます。アルミニウムや金電極を作成できます。膜厚モニター付きです。
真空ラインは試料の作製や乾燥に使用します。真空度は0.1 Pa程度です。真空計付き、自作です。

 
 偏光顕微鏡・ホットステージ

一般に、液晶相が出現する温度範囲は限られているため、液晶の電気・光学測定を行ったり、観察したりする場合には、
温度を上げる必要があります。偏光顕微鏡で観察される液晶の光学組織は相を同定したり、分子の配向状態を決定するための重要な情報となります。液晶の光学組織を観察します。偏光顕微鏡はOlympus BX53-33P-OC、ホットステージは自作です。

  
 
 Time-of-Flight法によるキャリア移動度評価システム
Time-of-Flight法によりキャリア移動度を測定します。光源はNd:YAGレーザーの三倍波(λ= 356 nm)です。通常は薄膜試料をホットステージ上に固定して、温度を一定に保ち、直流電圧を印加し、パルスレーザーを照射します。生じた変異電流はデジタルオシロスコープに記録されます。低温で測定する際には、クライオスタットを使用します。レーザーは、Continuum Minilite II、オシロスコープは、Tektronics TDS3044Bです。直流電源として、エレクトロメーターADC R8252を使用しています。
  
 
 スピンコーターとクリーンベンチ
有機電子材料の特徴はスピンコートなどの溶液プロセスで簡単に薄膜が作成できることです。スピンコートによる製膜は埃の混入を避けるため、クリーンベンチの中で行います。スピンコーターは、三笠工業 1H-DX2を使用しています。
  
 
 昇華精製装置(自作)
  

ロータリーポンプで減圧し、窒素気流下で昇華させます。コイルの巻き数の密度を変えることによって、温度勾配を付けています。低分子量のオリゴチオフェン誘導体を精製しています。

ポテンシオスタット                  UV-オゾン洗浄機 

 

有機半導体の酸化還元電位を測定します。ALS 600Bを使用しています。標準電極は、Ag+/Agです。
酸素に紫外光を照射するとオゾンが発生します。このオゾンを利用して、基板上の有機物を酸化洗浄します。セン特殊光源 PL 16-110を使用しています。

 
 共同利用設備

研究室保有設備以外にも、他研究室保有設備、工学部共同利用設備、医学部共同利用設備が使用可能です。
薄膜の評価や微細加工デバイスの作製には、香川大学ナノテクプラットフォームの設備が使用できます。
工学部に隣接する産業技術総合研究所の設備も一部使用可能です。
 

X線回折計と温度コントローラー(自作) 
    

工学部共同設備 島津製作所R-Axis RapidII (石井研管理)イメージングプレート付きの4軸回折計です。単結晶のX線回折を測定できます。温度コントローラー(自作)と取り付けると、温度可変で液晶試料(キャピラリ−)も測定できます。

 
 示差走査型熱分析計(DSC) 赤外分光光度計と紫外可視吸収分光光度計
   

Netzsch DSC200F3(楠瀬研究室保有)液晶材料や高分子化合物の相転移挙動の解析に使用します。
工学部共通設備 Perkin-Elmer Spectrum 100通常のKBr、溶液試料測定に加えて、ATR、顕微分光も可能です。

 
NMR(核磁気共鳴)スペクトロメーター  質量分析計
  

NMRは産業技術総合研究所四国センターの設備を使用しています。Varian Unity inova 400 NB(400 MHz)
MSは、香川大学医学部の設備を利用しています。液晶や有機半導体の分子量を測定しています。高分子の測定も可能です。Bruker Ultraflex III (MALDI-TOF MASS)

 
 香川大学 微細加工プラットフォーム
文部科学省ナノテクプラットフォーム事業に基づき、工学部に微細加工プラットフォームが設置されています。
薄膜の評価、デバイスの微細加工など、様々な装置を使用することができます。

よく使う装置:表面粗さ計、エリプソメーター、原子間力顕微鏡、動的光散乱測定装置など 

 
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