エレキテルとは



ここでのエレキテルとは、
平賀源内が復元した摩擦起電器(静電気発生装置)
のことを指す。
語源はオランダ語(ラテン語)のelektricteitがなまったもの。

歴史
オランダで発明され、宮廷での見世物(現在の静電気実験)や
医療器具(電気ショック治療)として用いられた。
日本へは江戸時代に持ち込まれ、1751年ごろオランダ人が江戸幕府に献上された。
1765年には、後藤利春の「紅毛談(おらんだばなし)」でエレキテルが紹介されている。

構造
外部は木製の木箱
ハンドルを回すと、木車と回転瓶がベルトによって回転し、
回転瓶と枕が摩擦して静電気が発生、
その静電気を、集電用の銅線を伝わって、蓄電瓶に蓄積する仕組み。

蓄電瓶の上には二段二股に分かれた銅線を取り付けて、
静電気を導くようになっている。



エレキテル構造図


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