情報環境コース
学習到達目標
情報環境コースでは、計算機と情報処理(プログラミング、ソフトウェア)についての技術に重点を置いて学習します。学習到達目標は以下のようになっています。
2012年度以降入学生向け
- (A) 技術者が社会において果たす役割について説明できる。
- (B) 工学部の学生に必要な数理的基礎能力を修得する。情報環境コースでは、命題論理、集合論、確率統計の基礎を修得し、さらに微積分または線形代数の基礎を修得する。
- (C) 英文の読解、および英語による口頭コミュニケーションが少なくともできる程度の国際的コミュニケーション能力を身につける。
- (D) 講義で学んだ内容を、与えられた課題を通じて実践的に理解する。課題の解決方法を示し、また解決方法を評価することや実際に問題を解決することができる。
- (E) 幅広い国際的な視野を持ち、技術が及ぼす影響について公衆の健康・安全、文化、経済、産業、環境、福祉、倫理、社会等の諸問題を踏まえた多面的な議論ができるようにする。
- (F) 身に付けた知識をもとにチームで計画的に調査、問題分析、コミュニケーション等の活動を行って課題を解決し、その成果をまとめるとともに、わかりやすく発表できる能力を身につける。
- (G) 情報技術者の基礎的能力を身につける。下記(G-1)~(G-8) をすべて満たすこと。
- (G-1) パーソナルコンピュータ等の情報機器を用いて、情報の編集と基礎的なプログラミングが行える。
- (G-2) 計算機の動作する仕組みと計算機の基本的な構成について説明できる。
- (G-3) 情報理論の基礎を修得し、情報量や符号化等の基礎概念について説明できる。
- (G-4) インターネットで通信できる仕組みや、インターネットを利用した情報サービス環境の技術的基礎について説明できる。
- (G-5) データ構造とアルゴリズムの基本的な要素について説明できる。
- (G-6) オペレーティング・システムの基本的な概念について説明できる。
- (G-7) ソフトウェア開発における各工程での基本的な概念について説明し、実際の課題に応用することができる。
- (G-8) 情報技術者の法的・社会的責任と情報セキュリティに関する責任について説明できる。
- (H) 機器・システムの信頼性の基本量(信頼度、故障時間密度、故障率など)が理解でき、簡単な情報・通信システムの信頼性解析法について説明できる。
- (I) 社会に貢献する信頼できる情報システムの構築に必要な専門的知識、能力を高める。
※ 2011年度版から (E), (G-7) が変更されています。
カリキュラムマップ
2011年度入学生向け
- (A) 技術者が社会において果たす役割について説明できる。
- (B) 工学部の学生に必要な数理的基礎能力を修得する。情報環境コースでは、命題論理、集合論、確率統計の基礎を修得し、さらに微積分または線形代数の基礎を修得する。
- (C) 英文の読解、および英語による口頭コミュニケーションが少なくともできる程度の国際的コミュニケーション能力を身につける。
- (D) 講義で学んだ内容を、与えられた課題を通じて実践的に理解する。課題の解決方法を示し、また解決方法を評価することや実際に問題を解決することができる。
- (E) 幅広い視野を持った多面的な能力を身につけ、技術が及ぼす影響について公衆の健康・安全、文化、経済、産業、環境、福祉、倫理、社会等の諸問題を踏まえた議論ができるようにする。
- (F) 身に付けた知識をもとにチームで計画的に調査、問題分析、コミュニケーション等の活動を行って課題を解決し、その成果をまとめるとともに、わかりやすく発表できる能力を身につける。
- (G) 情報技術者の基礎的能力を身につける。下記(G-1)~(G-8) をすべて満たすこと。
- (G-1) パーソナルコンピュータ等の情報機器を用いて、情報の編集と基礎的なプログラミングが行える。
- (G-2) 計算機の動作する仕組みと計算機の基本的な構成について説明できる。
- (G-3) 情報理論の基礎を修得し、情報量や符号化等の基礎概念について説明できる。
- (G-4) インターネットで通信できる仕組みや、インターネットを利用した情報サービス環境の技術的基礎について説明できる。
- (G-5) データ構造とアルゴリズムの基本的な要素について説明できる。
- (G-6) オペレーティング・システムの基本的な概念について説明できる。
- (G-7) ソフトウェア開発における各工程での基本的な概念について説明できる。
- (G-8) 情報技術者の法的・社会的責任と情報セキュリティに関する責任について説明できる。
- (H) 機器・システムの信頼性の基本量(信頼度、故障時間密度、故障率など)が理解でき、簡単な情報・通信システムの信頼性解析法について説明できる。
- (I) 社会に貢献する信頼できる情報システムの構築に必要な専門的知識、能力を高める。
※前年度までの版から (G-8) が追加されています。(F) が変更されています。
2008-2010年入学生向け
- (A) 技術者が社会において果たす役割について説明できる。
- (B) 工学部の学生に必要な数理的基礎能力を修得する。情報環境コースでは、命題論理、集合論、確率統計の基礎を修得し、さらに微積分または線形代数の基礎を修得する。
- (C) 英文の読解、および英語による口頭コミュニケーションが少なくともできる程度の国際的コミュニケーション能力を身につける。
- (D) 講義で学んだ内容を、与えられた課題を通じて実践的に理解する。課題の解決方法を示し、また解決方法を評価することや実際に問題を解決することができる。
- (E) 幅広い視野を持った多面的な能力を身につけ、技術が及ぼす影響について公衆の健康・安全、文化、経済、産業、環境、福祉、倫理、社会等の諸問題を踏まえた議論ができるようにする。
- (F) 身に付けた知識をもとに計画的に調査、問題分析、コミュニケーション等の活動を行って課題を解決し、その成果をまとめるとともに、わかりやすく発表できる能力を卒業研究等を通じて身につける。
- (G) 情報技術者の基礎的能力を身につける。下記(G-1)~(G-7) をすべて満たすこと。
- (G-1) パーソナルコンピュータ等の情報機器を用いて、情報の編集と基礎的なプログラミングが行える。
- (G-2) 計算機の動作する仕組みと計算機の基本的な構成について説明できる。
- (G-3) 情報理論の基礎を修得し、情報量や符号化等の基礎概念について説明できる。
- (G-4) インターネットで通信できる仕組みや、インターネットを利用した情報サービス環境の技術的基礎について説明できる。
- (G-5) データ構造とアルゴリズムの基本的な要素について説明できる。
- (G-6) オペレーティング・システムの基本的な概念について説明できる。
- (G-7) ソフトウェアの設計に関する基本概念について説明できる。
- (H) 機器・システムの信頼性の基本量(信頼度、故障時間密度、故障率など)が理解でき、簡単な情報・通信システムの信頼性解析法について説明できる。
- (I) 社会に貢献する信頼できる情報システムの構築に必要な専門的知識、能力を高める。
JABEE 認定について
情報環境コースではJABEEの認定を受けています。これにより、同コースの修了生は技術士試験の第一次試験免除となります。詳しくは下の説明をごらん下さい。
取得できる資格
教育職員免許(情報、工業)についてはこちらをごらん下さい。
技術士はアメリカの Professional Engineer (PE) に相当し、技術士法に基いて高等の専門的能力を持ち、業務を自立して遂行することができ、倫理規範を備えた技術者と定義されている、レベルの高い資格です。企業においても取得が推奨され、独立したコンサルタントになることもできます。技術士の一次試験免除資格は、JABEE 認定により、本コースの修了生全員に与えられます。一次試験免除になった技術者は修習技術者と呼ばれ、登録をすることにより技術士補の名称を用いることができるようになります(登録には同一技術部門の指導技術士が必要なので就職後に行うことが普通です)。原則学部卒業後5年の実務経験(大学院在学2年を含めることができる)により、技術士の二次試験を受けることができ、合格すると技術士の資格が得られます。なお技術士には21の技術部門があり、情報工学部門の登録人数はその中で9番目(平成24年3月現在)に多く、広く活躍しています。一次試験免除は情報工学以外の部門の技術士二次試験を受験する場合にも有効です。
情報処理技術者試験については、本コースで特に取得を奨励し、対策の授業も行っています。この試験は情報処理技術者の実力を示すものとして広く普及しており、ソフトウェア会社等では資格により待遇が異なる場合があります。試験には難易度の異なる多数の区分があり、より上位の資格を取得することにより、就職や将来のキャリア開拓に有利になります。