カッセルの風景2

平成13年11月4日現在


 ここカッセルは、5年に一度芸術祭(現代美術展ドクメンタ)が開催されることでも有名な町です。そのため町のいたる所に、これまでのドクメンタの面影が残っています(ちなみに次回(ドクメンタ11)の開催は、2002年6月から9月です)。中央駅前広場にそびえ立つこのモニュメントはドクメンタ10の時の作品で、今やカッセルの象徴ともなっています。もともとオランジェリーの庭にあったものが、駅前に引っ越してきました。

ちなみに歩いている人は、こんな人です。

 これは市庁舎です。ここで住民登録を済ませ、今や立派なカッセル市民となりました。ちなみに、ビザを発行している外人局は、ここから歩いて10分くらいのところにあります。ドイツには移民が多いため、ビザをもらうためには、朝7時頃から並んで整理券をもらわなければなりません。

 オランジェリーです。中には、テクニカル美術館があります。主に天体に関する展示があるのですが、それはそれは見事です。このオランジェリーには、直径2メートルの太陽の絵が描いてあるのですが、それと同じ縮尺で、水星や金星など、太陽系の他の天体も同じ距離、同じ直径で、オランジェリーの庭に設置されています。ミュンヘンには、ドイツ博物館があるのですが、天体に関してのみ言えば、こちらの方がはるかに上です。

グリム兄弟です。

 ドイツには、2000種類以上ものビールがあります。そのほとんどがそれぞれの地方でのみ飲める地ビールです。日本のように、全国どこでも同じビールが飲めるわけではありません。この店は、そんなドイツ各地のビールを集めてきて、客に飲ませてくれる店です。「ビア・アカデミー」といいます。研究の量とビールの量は比例する、まさにそんな雰囲気です。

 カッセルでは、私もだいぶ小さくなってしまいました。