建築士に関するページ



 香川大学工学部安全システム建設工学科では、一級建築士、二級建築士・木造建築士の資格試験を受験するために必要な科目を履修することができます。これらの指定された科目を60単位取得することで、建築士資格試験をうけるための学歴要件をみたすこととなります。二級建築士・木造建築士は卒業後すぐに資格試験を受験することができますが、一級建築士においては2年間の実務経験が必要です。その流れを図1に示します。








○一級建築士,二級建築士,木造建築士の資格試験の審査認定の受領
香川大学工学部安全システム建設工学科の一級建築士,二級建築士,木造建築士の資格試験の審査に関する詳細は以下のページをご覧ください.
  • 各学校等・課程別の指定科目一覧が(財)建築技術教育普及センターのホームページに掲載されました.
  • 一級建築士試験指定科目の確認結果((財)建築技術教育普及センターHP)[PDF]
  • 二級建築士・木造建築士試験指定科目の確認結果((財)建築技術教育普及センターHP)[PDF]
  • 「建築士試験指定科目の確認申請書」の確認結果に関する正式通知
  • 建築士試験の受験資格要件変更への対応
  • 建築士試験指定科目(表)
  • 建築士試験別、指定科目と建築実務の経験年数の関係(表)




    ○安全システム建設工学科の建築に関するQ&A
    香川大学工学部安全システム建設工学科の一級建築士、二級建築士・木造建築士の資格試験の審査に関するQ&Aを作成しました.




    図2 ヴィトルヴィウス『建築十書』にみる建築の3要素


     では、大学では建築についてどのようなことを学ぶのでしょうか。図2を見て下さい。これは、紀元前27年頃にギリシャの建築家ヴィトルゥウスによって書かれた『建築十書』にある建築の3要素「用・強・美」に、現代的な解釈を追記したものです。現代は紀元前に比べ、社会や人々のニーズが大きく変化し、建築やその生産方法も高度化・複雑化しています。しかし、この3要素は、現代においても建築にとってとても大事なことです。





    図3 大学で建築について学ぶ科目
    (注記「*用・強・美・生産すべてに関連する科目」)



     図3に、3要素に「生産」を加え、現在、大学での建築関連の科目の分野を大まかに分類し追記しました。大学では建築に重要な要素を広く学ぶということがわかります。だだし、社会や建築が大きく変化した現代では、学問領域も専門分野も広がり複雑化ており、ここには書ききれないものや分類が難しいものもあります。

     実社会で活躍する建築士となるためには、資格だけではなく、さらに広い素養が必要です。ヴィトルヴィウスは『建築十書』の中で、建築家は製作(実技)と理論の両方に精通しなければならいとした上で、「建築家は文章の学を解し、描画に熟達し、幾何学に精通し、多くの歴史を知り、努めて哲学者に聞き、音楽を理解し、医術に無知でなく、法律家の所論を知り、星学あるいは天空理論の知識を持ちたいものである」と書いています(建築計画教科書研究会)。現代の建築士に求められる素養はヴィトルヴィウスの生きた時代のものとは異なりますが、建築士に広い素養が求められるという点は時代を経ても同じです。その素養には、大学で学ぶことだけではなく、それをベースに社会で学ぶことも多くあります。また、普段から、都市・建築に興味をもち、観察、読書、旅行、人との交流などすることも素養を広げるのに役立つことだと思います。

    参考文献:建築計画教科書研究会編著:建築計画教科書,彰国社、1989.


    また,学生の自主的なサークル活動として建築同好会があり,積極的な活動を行っています.


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