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平賀源内,久米栄左衛門(通賢),棚次辰吉。讃岐(香川県)の生んだ
天才エンジニアです。エレキテルで有名な源内の足跡は,万歩計,火浣布
(燃えない布)から本草学,薬物などの博物学,陶器製作や戯曲,絵画制
作まで広範囲に及ぶ。源内の生まれ変わりのように江戸時代末期に生まれ
た久米通賢は,坂出の塩田開発者として名高い。26歳の通賢は,藩主の
命により讃岐藩内を測量する。その中で,独自の工夫に基づく「地平儀」
や「平盤測定器」を開発し,精緻な地図を作成した。伊能忠敬の四国測量
よりも2年早かったという。当時の稚拙な技術では,坂出塩田開発は瀬戸
大橋架橋にも匹敵する大プロジェクトであった。測量器具類の考案もさる
ことながら,通賢は, 大プロジェクトのプロデューサーの能力を遺憾なく
発揮している。明治維新の気風も色濃い時代に通賢と同じ東讃岐に生まれ
た棚次辰吉は,手袋産業の礎を築いた。メリヤス(莫大小,伸び縮みする
布地)の機織器具の改良と縫製技術を考案した辰吉は,手袋に着目する。
白鳥に根付いた手袋産業は,今では全国の7割以上を生産している。
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彼らの活躍した頃は寺子屋の時代,貧しかったわが国では満足な教育制
度も整っていなかった。そんな中でも私たちの先達は,困難を乗り越え偉
大な業績を残してきたのです。緻密で旺盛な好奇心をもつ香川県民の特質
は,私たち日本人に今も脈々と受け継がれている。
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| | そんな風土の香川に新しく工学部が誕生しました。本学部は,自然と共
生する社会構築を目指す「安全システム建設工学」,パソコン等の情報機
器を駆使できる能力を培う「信頼性情報システム工学」,人間活動を支援
するロボットを開発する「知能機械システム工学」と環境に優しい新素材
を究明する「材料創造工学」の学問分野を担当する学科で構成している。
ここでは,ものづくり技術を継承し専門技術者・研究者としての能力を高
めるために,工学の基礎に重点を置きつつ幅広い応用力と豊かな創造力育
成のための魅力あふれるカリキュラムを用意しています。学問と教育の府
である大学では,若い諸君と合いまみえながら過ごす勉学活動が私たちに
も無上の喜びです。
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| | ここ香川の地で,偉大な先達の知識を学び,現実に生かす知恵を一緒に
磨きましょう。
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